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-中小型はダメージ薄、困った時は日本精密

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「兜町の御意見番・平野憲一の相場表街道/裏街道」第74回-中小型はダメージ薄、困った時は日本精密
2016/01/13日本証券新聞

 新年早々大混乱です。戦後の株式市場で初めて、新年からの5連続安となりましたが(8日時点)、先週末のCME先物が1万7250円なので、成人の日のNY株が急反発しない限り、6連続安になりそうです。
 こうなると、投資家の皆さんは、今までの株価は何か間違っていたのではないかという不安に駆られると思います。やむを得ないことですが、筆者はこんな感じの場面は数え切れないほど経験しました。経験から得たことは、こんな時は愚鈍な行動が1番良いということです。現物投資の方は、(日本が沈没すると思っている方は別にして)お金の続く限り買えば良いし、信用の追証が発生した投資家はその分だけ外し、全株外して撤退などという極端な行動を取らないことです。
 幸い中小型個別株中心に戦略を立ててきた投資家はそれほどダメージを受けていません。昨年末に比べた8日現在引け値は、日経平均、TOPIXがそれぞれマイナス7・02%、マイナス6・47%に対して、JASDAQ平均、マザーズ指数はマイナス2・01%、マイナス1・47%と、下げは軽微です。JASDAQグロースに至ってはプラス0・5%となっています。ここは余裕を持って冷静に対応しましょう。日本には中小型お宝株がたくさんあります。そのような銘柄を攻撃するのが、最大の防御になると思います。
 筆者としては、困った時の日本精密(7771・JQ)です。新年早々の電話取材では、昨年同様の強気なコメントを聞くことができました。ベトナムやカンボジアで一貫生産体制を構築するとのASEANプロジェクトは順調に進んでいます。現在進行形の新規受注額も、会社側が予想していた数字を上回っているようです。
 そのほか本稿67回で取り上げたエイジア(2352・東マ)、68回のメディシノバ(4875・JQ)、前回のEストアー(4304・JQ)と、良いものは買われます。これらは押し目狙いですが、日本精密は現在値で買っても良いと思っています。

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